映画レビュー

  1. 『ジョーカー』現代社会の理不尽さと歪みを叩き出す衝撃作にして大傑作!

    初めて映画で恐怖を感じた。ホラー映画の娯楽テイストの恐怖ではない。人間のもっと神髄に迫った奥深い部分への恐怖だ。2008年、長引くイラク戦争…

  2. 『アド・アストラ』映画的醍醐味も希望も描けないスッカスカな駄作

    くっそつまらない!大概の映画は表現の存在として認める性質だが、この『アド・アストラ』は全く意味を持たないスッカスカな映画で、久々に時間を無駄にしたと…

  3. 『記憶にございません』風刺も思想もほどほどに抑えて大衆喜劇として見事に成功!

    風刺を許さぬ現代に三谷幸喜の才が冴え渡る!特に今のご時世、音楽や映画の娯楽であっても政治を扱うことが非常にデリケートな物と化した。政権擁護派と否定派の“…

  4. 成功と反比例して深まる孤独『ロケットマン』で人間の幸せは何かを考える

    『ボヘミアン・ラプソディ』の成功で製作者たちが次に目を向けたのは、エルトン・ジョンだった。なるほどなと思った。英国を代表する歌手で世界的知名度も高く、名…

  5. 『いなくなれ、群青』横浜流星のミステリアスな佇まいが醸し出す切なくも繊細なファンタジー映画

    ファンタジーとリアルの距離感が絶妙だった『いなくなれ、群青』謎に包まれた島なのに平気な顔で暮らす違和感不思議な感触の映画だった。謎の「階…

  6. タランティーノ監督がハリウッドの黒歴史を作り変えて美化させた愛情映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イ…

    意味不明とは言わせない!タランティーノがハリウッドに愛を注いだ衝撃作!シャロン・テート事件を基にした映画だけに、ディカプリオとブラピが奇跡の共演を果…

  7. 驚異の技術力を示した実写版『ライオン・キング』だけど失った物もある・・・

    驚異的な再現力に脱帽としか言いようがないオリジナルに忠実に再現された実写化は、とにかく動物やアフリカの風景のリアル加減に驚愕させられる。CGが遂に極限ま…

  8. 完璧な前作で終わるべきだった残念続編『トイ・ストーリー4』を辛口批評!

    完璧なラストだった前作に泥を塗る駄作?第一作目はアニメ界の革命だった世界的に愛されるシリーズの最新作。しかも、あれだけ完璧な締め括りをした続編で…

  9. 調和が乱れた現代に何を信じるかを示した『天気の子』はアニメを超えた大傑作映画だ!(※ネタバレ有)

    ※注意※この記事は映画の内容に触れております。ネタバレになりますので、未鑑賞の方は絶対に当記事を読まぬようにお願い致します。ご判断は読者様に委ね…

  10. 映画は権力の腐敗を許さない!『新聞記者』は風刺精神を捨てない映画の鑑だ!

    最近のネット界隈に疲れている。狂信的に現政党を支持するネトウヨと、ムキになって現政党を批判する左翼思想が連日ネットの世界で喧嘩をしているのに飽き飽きして…

  11. 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』MCU新章への布石を青春テイストを崩さずに描いた傑作続編!…

    ※注意※当記事は映画の結末には直接触れてはいませんが、多少のネタバレを含んでいますので、未鑑賞の方は読まないようにご注意願います。読むか否かの判断は読者…

  12. 『ザ・ファブル』浅はかなギャグで自らアクション映画の看板に泥を塗る駄作中の駄作!

    関係者とファンの皆さんごめんなさい!この『ザ・ファブル』くっだらないっすわ!なんだか浅はかだなと感じた。映画だけでなく、観客の反応もだ。暴力描写の狭…

  13. MIBテイストを踏襲しながらMetooをもクリアした新時代の『メイン・イン・ブラック:インターナショ…

    続編の度に迷走してたように見えたMIBシリーズだが、このスピンオフで面目が保たれたように感じる。全くの別物だとか、邪道と言われようと、そもそもMIBって…

  14. 実写版『アラジン』賞賛する言葉が多過ぎて的確な表現探すのが大変なほど名作!

    この映画を賞賛したい言葉が多過ぎて的確な表現を見つけるのに大変。そのくらいの完成度に感動を覚える。思えば、1992年のアニメ版『アラジン』は『美女と野獣…

  15. 『空母いぶき』何もかも中途半端な駄作!それなら娯楽に徹していい気がしたが?

    映画は虚構であり娯楽に徹するだけでいいと感じている身としては些か息苦しい気がした。同時期に公開された同じ潜水艦が出てくるハリウッド映画『ハンターキラー …

  16. テッド化したピカチュウも愛くるしい『名探偵ピカチュウ』程良い家族向け映画

    おっさん声で喋るのも劇中で理屈が通るのでOK!結局「ポケモン」はピカチュウなんだなと思った。その愛らしさも何もかもピカチュウ無しでは何も…

  17. 横浜流星と中尾暢樹の戦隊俳優が魅せる感涙の王道青春映画『チア男子!!』が熱い!

    いい映画を観たなというのが率直な感想だ。朝井リョウ原作の青春映画と聞いて観ない訳にはいかないと思った、その期待は裏切られることは無かった。はっきり言…

  18. 大根キアヌが暴走するだけの荒唐無稽なSF映画の駄作『レプリカズ』!

    出来そうで出来ないがSF映画のリアリティこの手のSF映画を許容できるのは「いつか現実世界でも起こり得る」かも知れないと思わせられるか否かに掛かっていると…

  19. 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』ハリウッドと日本映画の差を感じざるを得ない圧倒的娯楽作!

    日本のゴジラが人形劇に思えるくらいに力の差を見せつけられた気がした。凄いのひと言。大スクリーンで見ることを想定して計算された怪獣のサイズの描き方には、本当に…

  20. 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 映画史に残る大傑作にして娯楽の頂点だ!

    ※注意※この記事は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の内容に触れており、ネタバレもされております。未鑑賞の方で今後ご覧になる予定の方は当記事を読まれる…

  21. 『シャザム!』が最高過ぎた★こういうDC映画を僕らは待っていたんだ!

    最高!僕らは、こういうDC映画を待っていたんだ!DC映画のフランチャイズ化を果たすべく華々しいスタートを切るはずだった2016年の『バットマ…

  22. 【映画レビュー】『キングダム』旬の俳優で人気漫画を角川映画っぽく味付けし成功

    原作が漫画なので内容が希薄なコミックだと揶揄しても仕方ない。にしても、作家性皆無な映画監督である。フィルモグラフィーを見れば、ほとんどが…

  23. 『ハンターキラー 潜航せよ』もはや映画で米露が争う時代は過ぎた

    ロシアとアメリカの軍潜水艦が爆撃される事件が発生と聞けば「20年前の映画じゃあるまいし、今さら米露の対立映画かよ」なんて思っていると、後の展開に驚かせら…

  24. 『キャプテン・マーベル』最終決戦前の最重要作品!男性主義もサノスもぶっ飛ばせ!

    マーベル好きとしては非常に意味深い作品だったと思う。アベンジャーズを統括するニック・フューリーとは何者なのか? どういう経緯でスーパーヒーローを集めるこ…

  25. アニメ革命を起こした大傑作『スパイダーマン:スパイダーバース』に拍手喝采!

    とんでもない傑作アニメ映画を観た歓喜で震えている。アニメ界にある種の革命が起きたと言っても過言ではない。CG加工されたアニメーション上に手書きが…

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