30年前は当時の映画興収歴代7位という大ヒットを記録して、世界各国で社会現象を起こしました。俺も3歳頃の子供でしたが、あのマシュマロマンのインパクトと、流行してる感じは幼いながら感じていましたが、それから30年経ち『アベンジャーズ』『ロード・オブ・ザ・リング』を経験してしまった以上は、巨大マシュマロマンでは話題にもならないし誰も驚きません。
しかし、それでも娯楽作として完璧なのが、この映画の凄いところ。
参りましたね、これがよ~く出来てるんです。リメイク映画として満点と言っても過言でない!
最も危惧していた<主人公たちを女性にする>という大変革が成功してたんです。逆にこれを今の男性俳優にやらせるとしたら誰がいるでしょうかね?無難にベン・スティラーあたりを主人公にしてって感じか?なんだ、この想像だけで感じる無難感は・・・そう思うと女性にして良かった。
しかも、ハリウッドのイケメン俳優の代名詞マイティ・ソーを<ルックスだけしか取柄のない馬鹿な情けないキャラ>に描くことで、この映画では男尊女卑とまで言いませんが<男性優位な通念>が完全に崩壊しています。それに、女性が主人公でも下ネタには容赦がないのが好感持てます。女性主人公でも弱々しさを描かないのが<今>だなと思います。
それと、ビル・マーレーの使い方の絶妙さ!
全ての成功は、脚本が優れていた点、VFX駆使した画力もそうですが、旧作の主人公ビルを<幽霊を信じずにゴーストバスターズを否定する学者>として登場させたセンスがいい!
旧作の焼き直し等、懐古主義に陥っていないのが見事です。馬鹿にされていた主人公たちが一発逆転をする王道カタルシスも見ていて心地良いし、オリジナルをも凌駕する出来栄えじゃないかと思います。
オジーオズボーンなどカメオ出演ゲストの使い方や面白さもGOODだと思いました。
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