昔『ハムナプトラ』とか言う派手なだけで超絶面白くなかったVFX万歳映画がありましたけど、その現代版とでも言いましょうか。とにかく古代エジプトの神々がガンダムみたいに機械的な姿に変身して、果てや宇宙にまで行ってしまう。アイアンマンと、スターウォーズと、指輪物語をゴッタ煮にして昔の角川映画のようなテイストにしたような映画。「そういう映画なんだ」と開き直れるかが重要ですね、開き直れればOK!
どデカい毒蛇に、スフィンクス・・・とにかくド派手!
最近は『アベンジャーズ』を始めとするマーベル映画など一定の知名度・ブランド力を持つ映画以外は、ここまで大掛りで派手な映画って少なかったように思えるんですね。予算の関係なのか委縮した作品が多かった。なので、この映画が存在したこと自体に意味はあると思います。
主演?の山P俳優は『マレフィセント』で眠れぬ森の美女にキスしても魔法が解けなかった間抜け王子の美形俳優(ゲイかバイらしいですが)。彼にもっとスポットを当てるべきでした。やはり、いくらVFXが優れてても、生身の人間が筋力を使って困難を乗り越えるスリルの真実味には勝らないと思いました。俺がアナログで古いだけなのかな・・・
いま、映画界は「ハリウッドが白人主義に陥ってる」状況であることに非常に敏感になっています。今年のオスカーでも白人俳優のみノミネートされ批判を集めたり、社会的には白人警官による不当な黒人銃殺事件が多発。人種差別問題が深刻です。
そこにきて、この映画。古代エジプトには白人国家ではなくコーカソイド系(肌の色が白い)人種はほぼいないはず。
ほぼ白人俳優のエジプト映画・・・「そんなの屁理屈だ」と指摘されるかもしれませんが、実はついこの前の『エクソダス:神と王』でも同じミスを犯し、全米から大批判が巻き起こったので配慮は必要かなとは思いました。
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