映画レビュー

【映画鑑賞日記】SCOOP!

scoop

 

この国のジャーナリズムとは何か?それを『モテキ』や『バクマン』等のヒットメーカーとして、わざわざ福山雅治をも引っ張り出してきて、何を語ってくれるのかと期待して観てれば、なぁ~んも中身の無い、スッカスカな映画でした。

今や日本のジャーナリズムは地に堕ちました。芸能ネタでしか自身のマスコミとしての存在感をアピールできてないくせに、週刊文春が偉そうに「文春砲」などと、一流ジャーナリスト気取り・・・それに真向から勝負できる媒体もなく、今日も文春は芸能ネタ・不倫ネタを中心に追っかけまわしている・・・

でもね、この世は需要と供給。
それでも、そういう報道の需要がある、では、何故、必要なのか?
主人公の福山演じる中年パパラッチを通じて、感じさせろよ!と思ったんだけど、そういうものはありませんでした。要は、この監督は、映画監督にして、そういう最も表現者として肝心な<意見>だとか<主張>という、確固たる信念を持っていないのです。その時点で、中身の無い薄っぺらい奴だなと思いましたよ。
ただ、アミューズに言われた通りに映画を撮ってるだけの馬鹿!
役者なら、そういう低能なのを大根役者と馬鹿に出来ますが、この大根仁(「おおね」と読むらしい)って監督は苗字もそのまま、まさに「大根(だいこん)監督」能無しと言いたいですね。

簡潔に言えばですよ、事件を風化させない、権力に屈しない、そういう<不謹慎><下世話>と紙一重の立ち位置でも、報道として<真実を公にする>ことが出来るのが、タブー無しのパパラッチのみが持てるジャーナリズムの意味としてあると思うんです。そういう熱いジャーナリズム論を展開しろよ!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 安室奈美恵の引退への想い~安室という現象が現代の日本女性像を変えた~
  2. RADWIMPS「HINOMARU」が物議!ポップ・ソングの右傾化に不自然さを感…
  3. マーベルが『ブラックパンサー』でヒーロー映画初のアカデミー作品賞を獲得するために…
  4. 【全曲レビュー】桑田佳祐の最新作『がらくた』が凄過ぎた!大衆音楽ここに極まり!
  5. 『ブラック・パンサー』を観た!社会風刺と娯楽性が融合したマーベルの新傑作が誕生し…

関連記事

  1. 映画レビュー

    『キャプテン・マーベル』最終決戦前の最重要作品!男性主義もサノスもぶっ飛ばせ!

    マーベル好きとしては非常に意味深い作品だったと思う。アベンジャ…

  2. 映画レビュー

    余計な台詞すら削ぎ落とし、戦争を臨場体験させる『ダンケルク』こそ真の戦争映画だ!

    21世紀の娯楽作の王者ノーラン監督が戦争映画を撮るとこうも凄いとい…

  3. 映画レビュー

    アメコミ映画には無い肉体を駆使するアクションに痺れる『ジョン・ウィック:チャプター2』

    前作は愛犬をチンピラに無残にも撃たれてしまったことから始まる大復讐…

  4. 映画レビュー

    【映画鑑賞日記】ターザン:REBORN

    (C) 2016 Edgar Rice Burroughs, Inc.…

  5. 映画レビュー

    【映画鑑賞日記】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

    冒頭から巨大な海洋的な異性物が落下してきて、お馴染みの駄目駄目…

  6. 映画レビュー

    『ボヘミアン・ラプソディ』最高の伝記映画にして最高の音楽追体験のできる大傑作!

    身震いがした。全身の細胞が躍動しているのが分かった。それだけの…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

[PR]
  1. 邦楽

    月曜から夜遊びでマツコから「非イケメン宣言」受けたMy Hair is Bad椎…
  2. ライブレポート

    METROCK 2017 1日目完レポ
  3. 日記

    パリピが日常悩んでる嫌なことって何?ストレス溜めない極意がULTRA JAPAN…
  4. ハリウッド

    【ジャスティス・リーグ公開記念】いま最もホットなハリウッド俳優“エズラ・ミラー”…
  5. ハリウッド

    もはや超人!『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』の撮影舞台裏を知ればト…
PAGE TOP