クリスマス・ソングと言えば、山下達郎「クリスマス・イブ」と肩を並べて必ず挙げられるのが松任谷由実の「恋人がサンタクロース」。
この曲はバブル世代が大学生くらいの頃に大流行した、映画『私をスキーに連れてって』の挿入歌であり、以降、この時期のスタンダード曲として定着。
これ以前は「きよしこの夜」や「ホワイト・クリスマス」などの恋愛とは無縁の曲しかなかったので、クリスマスは家で過ごすことも当たり前だった・・・要するに、ユーミンがクリスマスの最大の象徴であるサンタクロースの正体を恋人に、しかも背が高いという条件まで付けちゃったもんで、何よりも「大人になればアナタも分かる、そのうちに」なんて大人の男女の日、性的な意味合いまで紐付けたもんだから、すっかりクリスマスは恋人がいないといけない風潮は広まり、今でもなお続いています。
そんなユーミン本人が、ラジオ番組でこのことに言及。
「自分でいうのもなんだが」と前置きして「恋人がサンタクロースというフレーズが社会への呪縛のようになったかも」「クリスマスをそういう風な日にしてしまったかもしれなくて。反省してもはじまらないんですけど」と振り返ったそうです(笑)
けど、ユーミンの影響力には脱帽するわけだけど、何も反省することでもない。だって、恋人と過ごすことは別に悪い風習でもないわけで、まぁ、恋人がいない年なんかだと厄介と言ったら厄介な季節だなとは思うこともあるのは事実だけどね。
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