先月(2017年11月)は『マイティー・ソー』続編が大ヒットした。相変わらずの好調ぶりを見せるMCU、来年2018年の春には待望の『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』(シリーズ第三弾)が公開される!
しかし、ここにきてMCUに関して、不穏な噂が囁かれ始めている。なんと、アイアンマンを始めとする主要キャラを含める複数人がシリーズからの卒業をするとか。もしかしたら、最強の敵を前に命を落とすとか!?
現にマーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギ氏は、『インフィニティ・ウォー』と、それに続く第四弾を「観客が今まで見たことがなかったヒーロー映画が描かれる。“ファイナル”だ!」と意味深コメント。既に一部のキャラクターに関しては、この『インフィニティ・ウォー』と、その続編で最後の出演であると断言しており、「『アベンジャーズ』第四弾の前後には明確な区切りがある」とも説明。
ロバート・ダウニーJr.のシリーズ引退は確実的?
実は今夏より、アイアンマン演じるロバート・ダウニーJr.が、「見っともない姿になる前に終わりにしたい」など、アイアンマンを卒業することを示唆した発言をしていることで、その進退が注目されてはいた。奇しくも、コミックでは2016年の夏にトニー・スタークがアイアンマンから引退し、リリ・ウィリアムズに後を受け継いだことからも引退説が濃厚となった矢先の、決定打的な社長の発言で、トニーのアイアンマンがマーベルから引退することが確実視されているという。
加えて、ロバート・ダウニー・Jr(アイアンマン)、クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ)、マーク・ラファロ(ハルク)、スカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドウ)、クリス・ヘムズワース(ソー)、ジェレミー・レナー(ホークアイ)という主要キャラを演じる俳優のMCU出演契約も『インフィニティ・ウォー』を以て切れる。
『スパイダーマン/ホームカミング』のアイアンマン出演は卒業を示唆したものだった?
残されるスパイダーマン、アントマン、ドクター・ストレンジ、ガーディアンズ、来年2018年1月公開のブラックパンサー、まだ参加が表明されていないデッドプールが、後を引き継ぐのか? いずれにせよ、次の『インフィニティ・ウォー』が、MCUにとって大きな起点となることは、間違いなさそうだ。
現に、『スパイダーマン/ホームカミング』でも、無茶な活動をするピーターに対して、「大いなる力には大いなる責任が伴う!君はまだ子供だ。君に何かあったら責任を取るのは、この私だ。それが大人ってことなんだ!」「(スーツが無いと何も出来ないと主張するピーターに対し)力に頼りきりの弱い君にはスーツを着る資格は無い」と、トニーが厳しく説教シーンがある(トニーだってアイアンマンじゃなければ単なる嫌味な金持ちだろうがと思うのだが)。ただ、引退報道が現実ともなれば、自らの引き際を諭したアイアンマンの心からの説教だと思うと、余計に切なくなるし、『ホームカミング』で何故アイアンマンが必要だったのかも説得力あるし、そして、フォロー役に回っていたのが、スパイダーマンが一流ヒーローになるための師の心からの、訓練だと思うと、なかなか粋な設定だと思うのだが。
いずれにせよ、最重要作となりそうな『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』は見逃すわけには行かない。それに繋がると言われている『マイティー・ソー バトルロイヤル』も(エンドロール終了まで)見逃せない!
(文・ROCKinNET.com)
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