先日の第90回アカデミー賞で大方の予想通り見事、主演男優賞を初受賞した名優ゲイリー・オールドマン。蓋を開けてみれば、他を寄せ付けない圧倒的な存在感だった。他の役者も素晴らしいっすけどね。ただ、スピーチは感謝する人の名前をツラツラと挙げるだけで面白くなかったが(笑)
#ゲイリーオールドマン も初の主演男優賞に輝き、彼をチャーチルに変身させた日本人の辻氏もメイクアップ賞を受賞!日本人の単独受賞は25年ぶりとのこと。偉大な功績を残すには有能な人間と仕事をするということ!#アカデミー賞 #オスカー pic.twitter.com/fKTxtLuAHI
— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) 2018年3月6日
そんな祝祭モードをブチ壊す存在が“案の定”現われた。以前から、噂されていたゲイリーから電話で殴られたとDVを主張する元妻だ。彼女は三妻に当たるそうだが、彼女は「彼に賞は相応しくない」と声を上げているようだ。また、「私たちは進化したのだと勘違いしていた。#metoo運動っていったいなんだったの?」と、昨今ハリウッド最重要課題である#metooや#TimesUp運動が影響されなかったという批判までしている。
この噂により票が大きく動いて、ティモシー・シャラメが史上最年少での主演男優になるかもしれないとまで言われたほどだった。
この第三妻によれば、ゲイリーは2001年に自分へ肉体的虐待したと主張している。電話で彼女を殴ったとして、裁判所にも訴えている。しかし、ゲイリーは「電話を挟んで口論していたところ、立ち去り際に誤って当たってしまった」と意図的な暴力ではないと主張。
この三妻の主張に真っ向から反論したのが、彼女とゲイリーの間に出来た実の息子であるガリヴァー。全面的に父親を擁護している。父のDV疑惑を「事実無根である」と訴えている。
「(疑惑の)事件があったとされる当時、ぼくはその場にいた。だからこそ、父は無実だとハッキリ言える。父のDVを主張をしているのが誰であれ、その人物は嘘をついている」と暗に父親の栄冠に水を差す母親を批判している。両親(三妻とゲイリー)が離婚する際にも「(妻を殴る男に対して、親権が渡されるはずはない」と持論を展開。「父はぼくにとってヒーローだ」とゲイリーの初オスカーを讃えている。
事実の真相は分からない。しかし、DVが真実であれ虚偽であれ、大袈裟な被害妄想であれ、女性の意見や立場が優遇されがちな今の風潮である#metooの暴走のほうが恐ろしい。ゲイリーのようにオスカーを獲得した人間だから、こういった告発は「あくまで過去の話で疑惑でしかない」で済むが、立場の弱い男性が行き過ぎた#metooで被害を受けないことを望みたい。
出典:tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/38443.html
(文・ROCKinNET.com編集部)
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