この映画ね、特段騒ぐほどのものでもないです。
これまで観てきたギャング映画の定石を踏襲してるだけ。
事実に基づく話でもあるし、ギャング映画に真新しさって難しいとは思うのですが・・・
人間ドラマというよりも、ジョニー・デップの悪役披露作品という印象に終わりました。
(彼がここまでの悪を演じるのも珍しいですが。悪を演じてる割には、やはり喫煙シーンが無いんですよね。別にいいんですけど。時代だなぁと思いますよね。ギャング映画でタバコも吸えない世の中ですよ・・・)
褒めるべきは、一瞬誰だか分からないようなメイクをしたデップの豹変ぶりでしょうか。
てっきり、デ・ニーロ・アプローチ(役のために髪抜いたり体張ってキャラ作りすること)でもしたのかと思ったんですが、メイクだそうで、多少ガッカリはしましたが(笑)
ただ、この映画での、デップの物静かな狂気の表現とでもいいますか、怪演には文句のつけようもなく、ここ数年の彼の主演作では、芸達者ぶりが最渡ってる気がしますね。
実在するギャングの表現を彼に任した、監督の信用度の高さが伺えます。
また、カンバーバッチや、ジョエル・エドガートン(どっかで見た顔だなと思ったら『エクソダス王と神』の人だね)など、旬の役者を揃えてくるあたりも粋です。
最新情報をお届けします
Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!
Follow @ROCKinNETcom
この記事へのコメントはありません。