東日本大震災の被災地である女川(おながわ)町の臨時災害放送局「女川さいがいFM」が2016年3月29日に5年間の放送をもって閉局しました。
先日も桑田佳祐が同市にサプライズで訪れミニライブを行ったと報道されました。
この日は女川町長がラジオに出演し、閉局にあたって感謝の意と今後の展望(TBS系列である仙台市の東北放送の1番組として継続)を述べた上で、「名曲がある。歌い継がれ、語り継ぐことに意味があり、人々の心に届く。」と語り、閉局の最後の一曲として自粛ムードのあったサザンの「TSUNAMI」を流したそうです。
思えば、桑田佳祐は震災後、東北でのライブを欠かすことなく行ってきました。
震災から半年後には、それまで遺体安置所として使われていた「宮城セキスイハイムアリーナ」の一般利用再開後、初のライブコンサートを行なったり、同会場敷地内に桜の記念植樹をするなど、様々な形で震災と向き合って来た桑田佳祐ですが、自身最大のヒット曲である「TSUNAMI」は自粛しています。
こういう当事者である現地の放送局が最後の一曲として放送する意味の大きさを噛み締め、再び各々の映画や音楽に光が当たることを願っています。
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