泥沼離婚劇、アル中、DV疑惑(ほぼ確定的)で、かつての輝きを失いかけている人気俳優ジョニー・デップが破産寸前だそうだ。米フォーブス誌によれば、2016年の調査では最も稼いだ俳優の5位にランクインしたジョニー・デップは、同年4800万ドル(約53億4640万円)を稼ぎ出したという。
年収50億円である!!
しかも、彼は俳優生命が長い。旬の人気でパッと出で瞬時に消えてない実力者である。しかも『パイレーツ・オブ・カリビアン』という世紀の大ヒット作でもあり当たり役を手にすることが出来た。過去10年だけで考えても100億円以上は余裕で稼いでいる計算になる。俺なんか一生豪遊できそうな大金だと思うのだが(俺の遊びなんかたかが知れてるので)、それでもデップは破産寸前だという。何故か?
その理由はこうだ。
- 12件と住居が無駄に多く110億円もかかっている
- 娘へのプレゼントとしてキムカーダシアンの撮影で使われたソファに73万円
- 毎月約2000万円使ってプライベートジェットで旅行、バスキア等の作品を200点以上購入
- 高級ワインに毎月300万円(アル中なので飲みまくり)
- 24時間のボディガード代が月に約1700万円以上
上記を加味するとデップは生活費に月200万ドル(2億2000万円)以上も費やしていることになる。
ま、それでも新たに超大作『ファンタスティック・ビースト』への出演も決まっているし、どうせ稼げるんだからいいじゃんと思うことだろう。それも理にかなっている。金があるからこそ出来ることだ。しかし、お金ってのはあるから使うなんて単細胞な発想では、デップのように破産寸前になってしまうのである。事実、それでも金に困ってるから日本で福山雅治とCMに出たりするわけだ。あのデップの扱いの特別感の無さにはガッカリした。ハリウッド・スターがちい兄ちゃんと同列じゃ駄目!
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日本有数のビジネス誌「週刊ダイヤモンド」でも「年収1000万円の不幸」という特集が組まれたことがある。
また、人の幸福指数が最も高いのが貯蓄350~500万円を確実にkeep出来る生活だという調査もある。
要は、稼ぎ方よりも「やり繰り」が重要と言うことだ。使い道、どこに誰に投資するかの見極め。
投資って言っても、FXをやれって話ではない。お金を使う目的とヒトは慎重に選ぶべきと言うことだ。
そりゃ、自炊したり外食でも300円の牛丼ばっか食べていれば食費は浮くだろうし、1000円カットにすれば美容代も軽減できる。しかし、人間たまにはストレス発散に旅行にでも行きたいだろうし、オシャレしたいだろうし、パッと飲みにも行きたいだろう。恋人がいればディナー代は二人分だし、後輩と飲みに行けば奢ることもあろう。
けど、それらの散財も、闇雲に格好付ける必要はない(奢る相手を見極める)ことを大前提に言えば、誰に投資するかが分かっていれば、そこに出来る人脈も財産に成り得ると思うのだ。だから、先でも述べたデップの豪遊生活でも、娘のプレゼント73万円、バスキア等の作品購入、高級ワインは構わないと思う。しかし、有名芸術家の作品200点は買い過ぎだし、高級ワインも飲み過ぎてはいけない。要は加減の問題。
流石にバスキアの作品を買うなんて発想が我々庶民には出来ないにせよ、買い物依存じゃないけど、よく若い女性なんかが陥る買い物依存。『セックス・アンド・ザ・シティ』のような生活は破滅の道である。サラ・ジェシカ・パーカーのように、全身ブランド身に付けて両腕一杯に買い物袋を提げてるような生活に憧れちゃ駄目!
ま、豪遊加減で人間の器が大きくなるなんて言われたりもするけど、勝新太郎じゃあるまいし、バブル期は四畳半に住んでもベンツに乗るような価値観が美学ではあったらしいけど、そういう時代じゃないからね~。ハリウッド俳優だって派手な人間は山ほどいるし。例えば、『スター・トレック』『ワンダー・ウーマン』のクリス・パインは15人の女囲んでクラブで70万円のシャンパンをドッカンスッカン空けて豪遊し、3人の美女をセレクトしてホテルへGO! さぞかしムフフな夜を過ごしたんだとか。
その一方で、お金に全く収着しないことで有名なのがキアヌ・リーブス。ホームレスと仲良く話したり、ボロボロの靴をガムテープでぐるぐる巻きにして履き続けるなどセレブとは思えない姿がパパラッチされてきた。「今まで稼いだ分で数百年は生きていける」と言う割には倹約しすぎ(笑)しかし、キアヌは、自信の代表作『マトリックス』のスタント全員にハーレー・ダビッドソンのバイクをプレゼントする太っ腹。しかも、『ディアボロス 悪魔の扉』にアル・パチーノ、『リプレイスメント』にジーン・ハックマンといった、高額ギャラの超ベテランに出演してもらいたいがために、キアヌは自分のギャラを大幅に減額するほど。その成果として俳優としての地位が上がった訳であるから。お金以上の価値観で生きてる気がして好感度高い。投資とはこういうことを言うのだと思う。
逆に金にケチ臭くては人間関係が崩壊する。俺も、飲み代で一晩数万円払う時もあれば(しばらく後悔しかない日々)、10%OFFのスーパーの惣菜に群がる矛盾。なんか不毛だなと思ったりもするが。「何を節約し何に投資するかを見失わない」デップの破滅的行動から学べることはコレである。そして、キアヌを見習おうと思った。
(文・ROCKinNET.com編集部)
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