米ミネソタ州ミネアポリスにて、黒人であるジョージ・フロイド氏が、白人警官に首を締め付けられ亡くなった事件が起きた。「#BlackLivesMatter(黒人の命は重要)」と呼びかける抗議デモが行われ、一部では暴徒化する事態も起き全米が混沌としている。
そんな中、新型コロナウイルスの影響で延期になっていたアメリカの大統領予備選挙が、6月2日から、ワシントンD.C.など主要都市を含んだ複数の都市で行われている。特に、この事件を受けて何かを変えなければならないと感じるセレブも多く、国民に選挙に行くことの重要性を呼びかけている。ジャスティン・ビーバーも、自身のインスタで投票に行くよう呼びかけた。
今日は君たちが大統領予備選挙に行く番だよ!エンタメ業界はブラックアウト・チューズデー(今回の事件を受けて音楽業界が呼びかけたストライキで)ストップしているから、どうか、君たちの投票が必要なことを心に留めて!あなたの良識を再確認し、行動が必要である社会の気運に気付こう!
僕はカナダ人で投票できないから、僕のためにも投票して
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ジャスティンが政治的発言(特にアメリカの政治についての発言)をするのは非常に稀である。ま、今よりも若かりし頃が問題児過ぎたので誰も耳を貸さなかったというのもあるんだろうけど、カナダ人であるからという理由が主な理由だそうだ。しかし、その影響力は甚大であることに代わりは無く、2018年11月には、ディカプリオとブラッド・ピットが2人揃って投票に行くことを促す動画を撮影し、その動画をジャスティンのSNSで拡散して欲しいと頼んだくらいであった。もちろん、ジャスティンは2人の敬意があると快く受け入れたという。
(トランプに再選させてはいけないから)投票に行ってくれと呼びかける投稿に、トランプ支持者から「投票して2020年の大統領選はトランプに決まったのよ。ジャスティン、あなたにびっくりしたわ!何よりもまずアナタはキリスト教でしょ。平和は神からのみもたらされるの。民主党に投票する黒人たちを永続させるためなんかにSNSを使用するのはやめなさい!聖書を読んで、神が平和について言われたことを見なさいよ!」と反論が来た。
これに対し「君が失せるのはどう? F*ck you」と痛烈に批判した。
ヤンチャ盛りだった頃を彷彿とさせる暴言が飛び出したジャスティンに、「ジャスティン最高じゃん」「もっと応援したくなった!」「とてもシンプルね」「このトランプ支持者がキリスト教かも疑わしい」と賛同の声が大きかった。
大傑作『パーパス』リリース以来、近年ではブラック・ミュージックに傾倒し、黒人アーティストとの共演も多いジャスティン。今回の事件は相当許せなかったようで、「こんなことは二度と起こしてはいけない!本当に苦しいし、イライタするね。そして何よりも悲しい。人種差別は悪だよ。僕たちは声を上げなければいけない!」と現状を変えなければならないとコメントを出している。
(文・ROCKinNET.com編集部)
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