ドリフのもしもシリーズ映画です!
もしも、レインマンがジェイソン・ボーンの真似をしてみたら…
この相反するキャラの混同が見事に調和されたアクション・サスペンスなんですが、それなりに脚本が練られていて単純な発想で言えば、その簡単な伏線が回収されるラストに爽快感を覚える人も多いようですが、そんなにサプライズがあるわけでもなし、途中で謎が謎を呼ぶ複雑なストーリー展開もありません。
表上は巨悪組織の使途不明金なども精算してしまう会計士なのですが、裏ではジェイソン・ボーンの如く銃をバンバン撃っちゃう凄腕の掃除屋。それを追う警察官も登場するけど、さほど主人公を追い詰めない・・・巨悪組織から狙われるにせよ、ここからも、さほど主人公は追い込まれない。無敵なので。すなわち、ドラマ性に欠ける。
要は主人公が自閉症に対する父親のスパルタ教育という過去のトラウマに縛られて、それを紐解くのがメインで終わってしまう、この人物の過去を辿るだけの物語なんですね。物語というものは劇中で、主人公の心情に変化がないとドラマってものが生まれません。その点が致命的な落第点。
しかも、先でも言った通りに主人公が追い込まれないので、あれだけ煽ってきたサスペンスが盛り上がることなく、物語の終着点がハートウォーミングな兄弟愛で終わってしまう。そこで映画自体が本当に『レインマン』にならなくていいのに・・・個人的にはもっと勧善懲悪で、アクションも盛り上がってバンバンと銃撃戦を繰り広げてほしかったです。
最近では滅法DC方面で忙しいベン・アフレックですが、ちょっと太りましたかね?
恰幅良すぎる体系はゴリゴリで、華麗にアクションをこなすトム・クルーズや、マット・デイモンに比べると俊敏さに欠ける重そうな感じ。どちらかというと無表情で強靭な強さのキャラだったので、こういうアクション・スターや、バッドマンなんかより、シュワちゃんから引き継いで、二代目ターミネーターでもやった方が似合ってるのにと思いました。あの役は、演技力不要なので、彼にもピッタリではないかと(笑)
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