まさかの続編も号泣必至の心温まる感動作!
続編は犬中心ではなく、より人間ドラマが濃厚に!
前作は犬が転生して元の飼い主に会いに行くという素敵なファンタジーを展開させ、犬と人間の絆の深さで感動を呼んだが、続編となる本作『僕のワンダフル・ジャーニー』では、人間ドラマに重きを置いて、犬は付属的な立ち位置で物語が進む。
犬が忠実に追いかける対象が、前作では少年から壮年まで追い求めた男性の孫娘に代替わりしていた。まるで、ジェダイの物語かのように血縁関係内でドラマが展開することで、前作との関連性を維持しているところも続編らしくて良い。
安定の号泣🐕🐾#僕のワンダフルジャーニー pic.twitter.com/SWtVuf29f6
— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) October 3, 2019
現代の問題に犬の愛情が如何に大切かを示す!
主人公の少女が、育児放棄され、母親から冷遇を受け続けるという現代の親子関係にも焦点を当てる現代的トピックスの中で、如何に犬の存在が心の支えになっているかが機能的に描かれているから、なお犬の愛しさやペットのかけがえのなさに心揺さぶられる。愛犬家はもちろん、そうでなくとも人の心を持つ者なら誰しもドストレートな感動を覚えるだろう。
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愛犬映画にして犬の偉大さにも気付かされる
ナレーションで全編通して語られる、犬の心情は常に素直で純真。飼い主を喜ばしたい、ただそれだけの目的なのである。
正直、この国には「犬チキショー」と言う昭和な老害はまだいる。犬の感情は繊細だ。一度、手を上げると信頼関係の修復は非常に困難だとさえ言われる。だからこそ、愛情を注がねばならない。その理由は、まさに、この映画の犬の「ひたむきさ」にあると言えよう。
劇中、過酷な経験を繰り返す主人公の人生は、犬なしでは乗り切れなかったように思える。犬は人間がいないと餌が食べれないし生きられない、けど、人間だって心の拠り所として依存し愛情を貰う、このパートナーシップは、言葉もないほどに最高だ。
CGでも表現することの出来ない、あざとさもない自然な感情を醸し出す、絶妙な表情を見せる犬の名演にも感心するばかりだ。
また、幼馴染みの青年の現彼女とのいがみ合いを、縄張り争いのマーキングと例える犬目線の発想が相変わらず微笑ましい。愛犬家ならずとも、豊かな時間を過ごしたい人に見て欲しい一作だ。
#僕のワンダフルジャーニー に出ている主人公の幼馴染、なんかシュッとした端正な男前だと思ったら元K-POPアイドルのヘンリー・ラウ君というそうです。中国系カナダ人で英韓中日仏と6ヶ国語が話せ、トロント大学で音楽を学んだ秀才。 pic.twitter.com/7unQBNSA0N
— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) October 3, 2019
(文・ROCKinNET.com編集部)
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