おっさん声で喋るのも劇中で理屈が通るのでOK!
結局「ポケモン」はピカチュウなんだなと思った。その愛らしさも何もかもピカチュウ無しでは何も語れないのだなと。本作でもモフモフ感などが再現されていて愛くるしさったらない、もはや世界共通のペットアイコンとして認識されているといっても過言ではないだろう。だから、予告編を見てピカチュウがおっさん声で喋ると知って拒否感を示したファンも多くいたことだろうが、それは物語の展開で理屈が通るから何の心配もいらない。
そもそもアメリカは喋るキャラがお好き❤
そもそも、ハリウッド映画には、よく喋る系のキャラクターは多い。古くは『スター・ウォーズ』のC-3PO然り、今回のピカチュウ同様に愛くるしい姿と裏腹のおっさんキャラであるテッド然り、ピクサーのニモの相棒であるドリー然り。これって喋りの力量が試されるスタンダップ・コメディ文化が根付いているからだと予想するが、とにかくアメリカは喋るキャラが好きだ。
『名探偵ピカチュウ』急に竹内涼真が登場して驚く。
アメリカ人が抱くチビ眼鏡ハゲの日本人イメージ※と真逆だから美男美女はどんどんハリウッド映画に進出してくれ。
※ロスト・イン・トランスレーションより#竹内涼真 #名探偵ピカチュウ #ポケモン pic.twitter.com/9mT84ONqXb— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) June 13, 2019
日本のポケモンに敬意を示すハリウッド版
今回もピカチュウの原型が無いまでに喋る喋る。ライアン・レイノルズが声を担当しているわけだが、『デッドプール』ほどの毒舌がないだけ家族向け映画として安心。失踪した父親を探すために、主人公の少年がピカチュウとタッグを組んで大きな謎に挑んでいくという王道的なストーリーも子供受けはいいだろう。大人も気兼ねなく見れて、たまにはこういうニュートラルな娯楽も心地良い。そもそも、ポケモンって「絆」を重要視しているシリーズだけに、本作も根本はソレを継承しているのでポケモン映画として面目が保たれている。
ポケモンGOの世界観が再現されている
とにかく、実写といえど、その容姿はアニメのままを踏襲していたのが良い。にも関わらず、メリーポピンズのような実写とアニメの融合ほどの違和感もないのは、おそらく我々が既に「ポケモンGO」でポケモンと共存するヴァーチャルリアリティな世界観を体験しているからだろう。あのゲームのまんまの世界観が広がっているのだ。
映画を観た人の大半が感じたであろう感想
お前だれだ?(しかも癖が強い)#名探偵ピカチュウ #ポケモン #ピカチュウ pic.twitter.com/0DeOt6rd1E
— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) June 13, 2019
誰?なポケモンも多い(初心者の印象)
ただ、ライトな知識しか要してない者からすれば、たまに劇中に出て来るポケモンがあまりにマイナーなキャラがいて、本当に本家ポケモンにいるのかどうかすら懐疑的になったが、敢えて有名どころを避けたところに、ポケモン通を唸らせるものがあるのだろうか? あのパントマイムのポケモンは何なん?(笑)
(文・ROCKinNET.com編集部)
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