これぞ、映画!これぞ、娯楽!
懐古主義に走るでもなく、変に老衰もしない、主演のトム・クルーズ含め、本作が持つ「Don’t think. Just do it!!」というメッセージ性、その”現役感”に驚愕する。長い時間が経過して同じキャラクターを演じる俳優は多いが、トムのように主演で、スター性も維持し、しかも外見的な衰えを感じないのは奇跡としか言いようが無い。トム無しでは成し得ない続編だけに、まさに奇跡の続編なのだ。
飛行訓練に長尺を割き、その間に群像劇を深めるなど、マンネリズムを感じる部分もあるが、それこそ『トップガン』のブランドを守り抜く制作者達の真摯さを感じたし、何よりも空中アクションや、戦闘、爆撃など、前作よりも、明らかにスケール・アップされているのが凄い。
前作の親友の息子を『セッション』の熱演も記憶に新しいマイルズ・テラーが演じ、マーベリックとのひと言では言い表せない確執や絆の再確認を行うシーンの数々には感慨深さのほか形容しようが無い。前作が公開されてから実に36年という時間を、尊いものに昇華させる濃厚な人間ドラマに涙が溢れる、まさに”人生”を描いた大傑作続編だった。
(文・ROCKinNET.com編集部)
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