現代の世界的トップ・ディーヴァであるアリアナ・グランデのコンサート会場で爆発テロがあった。コンサートが終わった直後の通路で爆発が起こり、多くの犠牲者を出した大惨劇になった。その中には子供も含まれていたという。
音楽を愛する者として憤りを感じる。ライヴに多く赴く者として恐怖を感じる。
娯楽や表現を何よりも支持する者として、これほどやるせない事件はない。虚無感すら感じる。それは、事件に対するあまりのおぞましさや、暴力を前に、音楽やショウビズの存在価値を否定されたことから来ているのかもしれない。こういう事件は対岸の火と思ってはいけない。私もサマソニでアリアナを観たことあるし、昨年末に中止になった、さいたまアリーナの公演も行く予定だった。
今回の事件は決してアリアナだから起こったわけでもないし(アリアナは人気だからとか、そんな強引で馬鹿げた理由付けが許されるわけない)、歌手である彼女とテロは何の因果も無いのだが、私が見たアリアナのステージ時に同様のテロが起きてたら・・・と考えると決してすぐ海外の出来事だと消化されるものでない。
音楽というものは基本的に聴き手の感性をより良い物にしようというメッセージである。それが広がって、その人の人生を。もっと広がって、世界を・・・である。それを邪魔するなよ!
アリアナも相当ショックであろう。
ほぼ寝れていない状態が続いているという。
当然だ、自分を愛してくれる何の罪もない人間が犠牲になったのだから、当の本人としてはどんな感情を持ったらいいのか、想像を絶するものがあるだろう。
言葉が無いという彼女の言葉がリアリティだ。
今の彼女にテロに屈するなというのは無責任だ。音楽は戦いツールではないから。
broken.
from the bottom of my heart, i am so so sorry. i don't have words.— Ariana Grande (@ArianaGrande) May 23, 2017
心が痛みます。本当に本当に心の底から心苦しいです。言葉がありません。
何故、アリアナがsorry(謝罪の意味でなく悲しみに近い意味)と言わねばならないのか・・・
世界中のショウビズ界は岐路に立たされている。
最新情報をお届けします
Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!
Follow @ROCKinNETcom
この記事へのコメントはありません。