フランスのエレクトロニック・ミュージックデュオのダフト・パンクが、結成から28年で解散することを発表し世界中の音楽ファンに衝撃が走った。ダフト・パンクといえば、ファンクやテクノ、ディスコ、ロック、シンセポップ、ハウスの要素を融合させた無二の音楽で注目を集め「One More Time」「Robot Rock」「Get Lucky」など数多くのヒット曲を世に送り出した。2014年の第56回グラミー賞では最高賞である最優秀アルバム賞を『ランダム・アクセス・メモリーズ』で受賞し音楽界の頂点に上り詰めた。
ファレル・ウィリアムスは「永遠に伝説」とツイッターに投稿。ZEDDも「Daft Punkなしでは今の自分はなかった」と明言し、「EDMの道を切り開いた王たちへ長寿を」と彼らを称えている。
ダンス・ミュージック界にもケミカル・ブラザーズ、アンダーワールドと名だたるビッグ・ネームはいるが、時代をも超越して結果を出しているのは彼らしかいない。もともと量産型のデュオではないので、新作もリリースまで相応にかかるとは思っていたし、その次のフェーズを楽しみにしていたのだが、まさか急な終焉を迎えるとは夢にも思っていなかった。というか、その多彩なジャンルレスな(新規開拓する)音楽の超越性も、ヴィジュアル面でも越境性があるため、決して古びない存在だけに「解散」という価値観が彼らにあるんだというのが不思議だったくらいだ。まさしく、時代を超越し続ける存在であると。残念としか言葉が見つからない。それとも、何かの新しいプロジェクトの始まりなのかな??
(文・ROCKinNET.com編集部)
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