恋をテーマにした夏曲とか、お家芸ともいえるアッパーなエロ曲を書くことなんて、桑田佳祐にとったら容易いことなのは言うまでもないけど、新曲「ピースとハイライト」は、日本が今抱える韓国・中国との外交問題をテーマにした社会的なポップ・ソングでした。
サザンのような大衆バンドは、それこそ単純明快なサマー・ポップ・ソングであった方が、大衆に受け入れやすいわけで、そこを敢えて避けたのには意表をつかれた印象がぬぐえません。
俺が個人に勝手に妄想しますが、これがいつもの通り、夏だの海だの湘南だの歌ってたら、いわゆるTUBE的というか、鮮度を失っていくんだろうなと。
絶妙なタイミングでこういう変化球を投げることが、35年もの長きに渡って、シーンの最前線を貫く秘訣なのかも知れない、それを狙ってかどうかは知りませんが、成立させ、且つセールスを上げるってことは単純に凄いことだなと思いました。
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