だいすけはん(キャーキャーうるさい方)が頚椎椎間板ヘルニアと診断され、ライヴ活動を小休止しているマキシマムザホルモンがバンドを「フランチャイズ化」させ、バンドの二号店を募集するという前代未聞の発表をして国内のロックファンを唖然とさせてから早一週間が経とうとしている。
既に募集は終わったとのことだが
ここで冷静にマキシマムザホルモン2号店はどういうことになるのか、何が正解なのかを考えてみた。
応募資格は、4歳以上(おむつは外れていること)、性別不問、人種・種族不問、いじめっこ・犯罪者・麻薬中毒者・詐欺師・動物虐待者ではないことが挙げられている。マキシマムザホルモンの楽曲を自由に使っていいというスペシャルな特典付きで、既に5月5日のビバラに出演が決定しているという。
既に応募資格で容姿が似ていることはNGとされているが、本家ホルモン(本店と呼ぶらしい)に憧れてましたってラーメン好きな体型の兄ちゃん姉ちゃんたちが集結しても、物真似になるだけ。しかも、二番煎じ感も物凄そうだし、観てて面白くも無いだろう。本店が演奏もヴォーカルも無二なバンドだし、トーク力もあるだけにMCの度に大ヤケドをするのを毎回見るのも辛いし。
じゃあ、真逆のスマートな兄ちゃん姉ちゃんを集めちゃうってのは如何か?
ホルモンが掲げてきた「麺固コッテリ」精神に反する、細麺サラサラ、それどころかラーメンよりカルボナーラが好きです?みたいなテニスの王子様系は、本店にはイメージ無いしいいカモ。ただ、その際には、UVERworldやワンオクとヴィジュアル面で被る危険性があることだけ注意。
いや、よく素人が本域でカヴァーバンドとかやるじゃない?
サザンオールスターズのコピーをするのに、どこぞの建築会社の社長が「KAWAMURA BAND」とか名乗って、歌い方も二流のモノマネ芸人並みの酷さでさ。でも、このバンド批判すると、意外にも本当のサザン好きから怒られるんだよね、桑田本人が公認してるからだとかで。
けど、俺は絶対に認めないねッ!
なんでって、本格的にカヴァーするならオリジナリティが無いと絶対にダメなんだって!
それがオリジナルへの敬意でもあるんだろうと思う。公の場でカラオケするなってこと。
巷に溢れる、矢沢永吉や長渕剛のコピーも、全体的にカリスマに憧れちゃって、物真似の域から出てない。あんなの一時大量発生した浜崎あゆみに憧れて声質まで似せてたキャバ嬢と大差ないから。
だから、今回のホルモンに容姿や特徴が似ているのは駄目とするのは正しいと思う。
企画物では無くて、本格的に2号店をバンドとして活動させる「ガチ」な感じを覚える。
思えば、ホルモンのパフォーマンスって国内で最も声帯を酷使しパワーも使うと思うんだよね、本店も四十路をとっくに超えて体にもガタが来てるかも知れない(いや、確実に来てる)。フランチャイズ化は老いた本店に代わってマキシマムザホルモンを現役のバンドとして継続させるためには打ってつけの発想だと思ったりもするんだよね。前例がないだけで色物っぽく捉えがちだけど、バンドや楽曲を衰えさせないって戦術としては画期的だなと改めて感心もする。
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美男美女ってのも何だかつまんねえんだよな。
ライヴハウスでホルモン観るって前に黄色い声援とか勘弁だし。
だからね、今までに絶対ありえない集団にすべきだと思うんだよね。
ここでハッと思い浮かんだのが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
あの映画のようなキャラが濃い凸凹な面子ばかりを揃えれば、唯一無二なバンドが結成できるんじゃないかと。現代の主流はダイバーシティ、何でもアリの時代だ。
例えば、ヴォーカルはイケメンでゲイ。最近やたら多い女装オネエにも飽きたので(本店とCM共演してることだし)成●寛貴を復帰させちゃうのも全然あり。華もあるし。ギターは、B’zのバックミュージシャンを突然解雇されてブチ切れてる外国人を再雇用して再び来日させる。ベース担当らしいが覚えさせる。
ベースはa flood of circleのHISAYO姐をそのまま連れて来れば無敵感が増す(笑)女性枠は欠かせないし。
ドラムは村上ポンタ秀一御大が加入すれば箔が出るし、誰からも文句が出ないだろう。ドラムが超絶上手いゆるキャラのにゃんごすたーって手もある、こっちはビジュアルと話題性のインパクト大だ。また、この三月で職を失うNHKおかあさんといっしょの体操の、よしひさお兄さんで、Dragon Ashみたいにダンサーとして入れてみる。これで子供と母親の支持も獲得できよう。
LGBTもMetooも移民政策も全部解決できてて、子供や音楽通など幅広い層からの支持も得られる唯一無二のバンドの出来上がり。そんなマキシマムザホルモン、どうだろ?
(文・ROCKinNET.com編集部)
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