サブちゃんと言いサザンと言い紅白に箔が付いた感がある
なんやかんやで日本人は紅白好きだ。視聴率低迷などと言われているが、毎年必ずこの時期になると出場歌手の話題に事欠かない。先日は五年ぶりに北島三郎が紅白に帰ってくることが発表されたが、サプライズとしてサザンの出場も決定! 演歌界のボスと、ロック界のボスが揃い踏みで出場が決まっただけで、平成最後の紅白に急に箔が付いた感が凄まじい。しかも、サザンは40周年真っ只中の記念すべき周年イヤーでもあり、中継ではなくNHKホールでの出演となる。実に35年ぶりのことだそうだ。
今年、話題になったDA PUMPも久々にカンバックするとのことだし、あいみょん、DAOKOなど新進気鋭の旬のアーティストも出る。BTSに関しては確かに2018年最も世界基準で考えても話題になったことは事実で紅白にも出場するに相応しい活躍だったが、原爆シャツの明確な謝罪が無かったことは頂けない(土下座しろとまで言わないけど「ごめん」のひと言あってもいいと思うが)不出場も仕方ないと思える。代わりに、若い女子世代からの支持が高いTWICEが出るので十分かも。役者は十分に揃ったように思える。あとは、米津玄師さえ出ればパーフェクトであるのだが・・・・・・
同郷の茅ヶ崎出身Suchmosとの共演も見てみたい
このサザン出場、しかもNHKホールと聞いて真っ先に思い浮かんだのは、茅ヶ崎出身バンドのSuchmosとの共演である。ヴォーカルのYONCEはサザン好きを公言しており、「涙のキッス」をカヴァーしたことも有名な話である。そんなYONCEと同郷のよしみで、しかも桑田は自身のラジオ番組でSuchmosのことは何度か発言しているので、是非とも何かしらの絡みが見たいが、難しいかな?
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歌う曲は?新曲濃厚説、TSUNAMI復活説など検証!
で、結局何を歌うかが非常に気になるところではある。
「壮年JUMP」と「東京VICTORY」の無難説
ファンが無難に想像するのは、今年の新曲「壮年JUMP」と「東京VICTORY」のメドレー。実は個人的にもパッと思いついたのがコレだった。ファンも長ければ桑田佳祐の考えることは分かる。要は無難。桑田は過去の人気曲よりも新曲を歌うことに重きを置いている。むしろ、それが第一線で売れ続けている由縁あと思うのだが。だから今年リリースした新曲「壮年JUMP」は外せない。(サイダーというワードはNHK的にOKだよね?)そして、特別枠と言うことで複数曲の演奏になると想定され、最も考えられるのが復興と五輪を歌った「東京VICTORY」。東京五輪も迫る中で気風を高めるためにも濃厚である。実は前回4年前に出演した際にも歌われたが、「ピースとハイライト」の曲解騒動で埋もれてしまった感もあり、同じ曲を歌うことを桑田がやるか否か微妙でもあるが適切だと思われる。
「TSUNAMI」を復活させる絶好の機会説
東日本大震災以降、ライヴで披露することも、ラジオ番組で流すことさえも封印してきた「TSUNAMI」だが、300万枚を記録するなど、平成を代表する曲である。桑田は同曲に対して「被災された方々への配慮は、決して忘れてはならないことですから、僕自身、この曲はしばらく別の箱にそっとしまっておこうと思っていました」「我々サザンとしては、スタッフも含めて、東北のことを忘れてはいない。震災は終わっていません。だから自分を戒めるじゃないですけど、歌わないようにしてきました」と言及している。ただ、「いつか復興の象徴として歌える日が来たら」といった旨の発言もしており、その機会は平成最後の大晦日、多くの国民が見守る大舞台としては調度いいのではないかと思う人もいる一方で、まだ同曲に触れるには時期尚早という意見もあり賛否は別れている。
「勝手にシンドバッド」で盛り上がりたい説
可能性としては低いだろうが、40周年を祝うというスペシャルな意味合いを込めて、サザンの原点でもある「勝手にシンドバッド」を推す声もある。「今何時?」「そうねだいたいね」という掛け声は老若男女が周知のことから、この国民的デビュー曲で来春のサザン史上最大規模と言われている全国ツアーの景気付けが出来たらという意見も分からなくもない。それなら「マンピーのG★SPOT」でもいいけど、今年のロッキンでは好評だったが、全国民が見守る場となれば、コンプライアンス云々とうるさい輩が出てきそうなので自粛すべきか?
サザンと紅白の関係性というのは本当に不思議なもので、単に歌って終わるものではない。何かと騒がれてきた。
古くは1982年に「チャコの海岸物語」で出場した際には、三波春夫の扮装で「受信料を払いましょう」なんて放言をして、NHKに多くの苦情が寄せられた。NHKは桑田側に詫び状を求めたが、桑田は「詫びるくらいなら二度と出ねえ!」と拒否したことも大きく報じられた。流石は桑田というエピソードではあるが、4年前の理不尽な曲解にせよ、何かしら騒動が巻き起こる。
35年ぶりのステージである、今回ばかりは平穏に終わってほしいと思う一方で、権威に丸め込まれたサザンなんて退屈で、お行儀良く歌って帰るだけじゃ面白くないから、桑田佳祐には絶妙な下ネタもかましてほしいと思ってしまうのがサザン好きの性なのかね・・・・・・
(文・ROCKinNET.com編集部)
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