前代未聞なわけである。
37万人の署名運動、購買運動は既に知っていた。
最後のメディア出演となったスマスマのCMでは提供のソフトバンクが、この日だけのために今まで彼らが出演してきたCMを特別に編集し、白犬のお父さんが「これでサヨナラじゃないよな」と言うCMを流し、日本中から感動の声が上がる。早くもSMAPロス状態の日本なわけである。
それよりも驚いたのが、12月30日の朝日新聞だ。クラウドファンディングで4000万円が集まり、紙面8ページに及んでSMAPへの感謝の言葉が掲載されるという事態になった。
今更SMAPについて、今回も解散について言及する気もないが、ただ単純にそのひとつひとつの現象とSMAPという存在の大きさに改めて驚く。
俺は未だにSMAPは日本の娯楽文化の象徴として必要な存在だと往生際悪く思っている一人なのだが、やはり解散という結果が未だに夢心地で現実のものとは思えないのかもしれない。
そして、その8面の最後には彼らが最後まで訴えていた東日本大震災の復興寄付の広告も忘れない。ファンによる完璧すぎる対応に脱帽する。
もう少し、愛のあるものに対する執着を見せてもいいんじゃないか、ジャニーズ等の権力に抵抗してもいいんじゃないかと思うんだが、終焉を綺麗にしたい心理というのが如何にも日本人なんだなと思った。
あくまで完全な妄想の範疇の話になるが、時期相応になったら何かしら大きく事は動くだろうと思っている。飯島女史ほどの実力者が芸能界をそう簡単に去るとも思えない。
SMAP忘年会には、飯島女史、キムタク以外の4人、脱退した森も参加したという。その会場が堺雅章が運営する店だったこともポイントだ。そこから中居が慕うタモリが所属する田辺エージェンシーが浮かび上がる(堺は田辺グループの事務所)。郷ひろみがジャニーズから独立しても潰されなかった状況をふと思い出す。まだSMAP騒動は終わっていない。いや、SMAPと飯島女史が受けた屈辱を文春で読んだ身としては、これで終焉させてはいけないと俺は思っている。
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