ジャスティン・ビーバーがスペイン語の歌唱でゲストで参加している、今年最大のヒット曲、ラテン系アーティストのルイス・フォンシとダディー・ヤンキーとのコラボ曲「デスパシート」。世界各国を回っている世界ツアー「Purpose World Tour」のスウェーデン公演にて、同曲を披露した際に、冗談交じりに「歌詞が分からない」と歌うことを諦めたジャスティンに、怒ったファンがペットボトルを投げつける珍事が発生した。
以前も、歌詞を完全に忘れて、適当に歌ったことでヒンシュクを買っているが、依然ジャスティンは同曲のスペイン語歌詞を歌えないでいるようだ。
話題曲「デスパシート」ってどんな曲?
MV再生回数は2017年7月現在で15億を超え(関連すべて含む)、スポティファイのチャートにおいてスペイン語楽曲史上初の1位を獲得するなど現在世界で大ヒット中の楽曲である。
大傑作「Purpose」後の新曲として注目が集まっていたジャスティンが、フューチャーされた話題曲である。MVや楽曲内では流暢なスペイン語を披露しているが、生歌唱になるとそうもいかない様子。
適当歌唱がブームになりつつある
「それでもプロか!」とお怒りになる方も多いだろうが、実はこの曲、相当難しい様子。
『きっと、星のせいじゃない』や『ダイバージェント』シリーズで知られるアンセル・エルゴートや、バックストリート・ボーイズなど、錚々たるメンバーがジャスティンさながらの適当なスペイン語を披露し、ちょっとした“適当ブーム”が発生中。スペイン語の部分は全体的にいい加減なものだが、楽曲のタイトルである「デスパシート」だけ、はっきりと歌唱するのが面白いと話題だ。
けど、これってスペイン語と原曲をdisってないか?
いずれにせよ、ピコ太郎然り、ちょっとした言動(今回に限ってはミスだからなぁ)で世界的にムーヴメントが起きるジャスティンの影響力って本当に凄まじいと感心するばかりだ。
プエルトリコに想定外の経済効果
この「デスパシート」の人気は、セレブの悪ふざけに留まらない。なんと、プエルトリコへの旅行者が45%も増加したというのだから驚きである。ジャスティンがフューチャーされていないオリジナル版も注目を集めており、そのMVで撮影されたロケ地を巡るツアーも組まれているとかで、この夏は、空前のデスパシート・ブームが起こっている。
ジャスティンが歌えないと言ってから騒動となり注目を集めた「デスパシート」、今年の夏を代表する楽曲と言って過言でない。
(文・ROCKinNET.com)
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