不調により3年連続来日公演キャンセルとライブ活動からの引退宣言を経て、
EDMシーンの世界イチのDJであるAviciiの最初で最後の来日公演を観てきた。
どれだけの人がどれだけの想いで、この瞬間を待っていたかを表すかのような、物凄い盛り上がり!
「Wake Me Up」「Levels」と、ラスト数曲の容赦のないヒット曲連投に幕張が揺れた。
特に印象深かかったのは数万人が大声で大合唱してることだった。
時代の潮流であるEDMと、これまでのダンス・ミュージックとの明らかな差は、ここにあると思った。ユーロビート、ハウスなど既成の音楽は、ただ単に聴くものでしかなかった。しかし、EDMは歌えることに最大の特徴がある!それが有名曲であればあるほど、今日のような大きな会場では想像以上の一体感が生まれる。さすがAviciiだ、この一体感は感動を通り越したスペクタクルがあった!
Aviciiの凄まじさは何処にあるのか?これを実際に観て確かめる目的もあった。
派手な演出も、ステージに映し出される映像の美しさも、もちろんEDMライヴとして一流であり、心の底から感動したが、Aviciiでなければいけないという特別な意味合いはない。
彼の魅力は、やはり楽曲にある。今日集まった観客の反応を観て改めて感じた。カントリーをも時代の最先端の音楽として昇華させてしまう才能、それをヒットさせ浸透させるタフさ。
イントロが鳴って大歓声が上がり、曲の緩急のタイミングで大合唱が起こると、計算され尽くしたメロディ・メイク・センス。
どれをとっても彼にしか出来ない偉業であり、今日のライブの成功は彼にしか成し得ない光景だと思う。
これが最初で最後の来日と思うと惜し過ぎる・・・
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