The 1975の新曲「Me&You Together Song」のジャケ写のアートワークが、マルーン5の過去の作品のアートワークと似てると指摘され、The 1975のフロントマンであるマット・ヒーリーが反論をしている。問題となってるジャケットは、メンバーの顔それぞれに赤、黄、青、緑のフィルターがかかったものとなっている。
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今回のThe 1975のアートワークが、マルーン5が現在のバンド名に改名する前の「Kara’s Flowers」だった97年にリリースしたアルバム「The Fourth World」のジャケ写と似ていることを指摘するかのように、マルーン5のフロントマンであるアダムは、Twitter上で比較写真を添付して「君たちはKara’s Flowersの大ファンなのかな?」とツイートした。少し嫌味っぽい気もするが(笑)
似てるジャケ写
元を辿れば…結局は全部UNO pic.twitter.com/lHGXSj61um
— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) February 28, 2020
ま、確かに似てるっちゃ~似てるけど、もともと目くじら立てるほど斬新なビジュアルでもない。東京五輪のエンブレム問題もそうだが、中には似通った表現が偶然にも出てくることは可能性として十分にある。この前の元AKBの板野友美の新曲がカミラ・カベロのコピーかのようだったように、意図的なパクリもあろうが。けど、偶然にも似てすまった表現って、元の表現がが単純だったりして、大したデザインではない場合が多い。今回の両者のアートワークも、これなら両方ともカードゲームの「UNO」に似てるとも言えるし、ちょっと言いがかりな部分も否めない。
これに、The 1975のマットが反応。「それが何だかよく知らないけど、なんか電話ボックスにいることについての曲とかが大好きだよ」と返答。おそらく「Payphone」のことだと思われるが、マルーン5にさほど興味ないぜ感も出しつつ、少し馬鹿にしたような感じが、如何にもマットらしくて好きだ。その後、アダム側のツイートは削除された。マットの勝ち。
と思われたが、この論争?に、アメリカのポップ・バンド「ホット・シェル・レイ」も実は激似なジャケ写の作品を過去にリリースしていたと言って参戦。「こりゃ参ったな・・・・・・そしたら、3組の誰かが変えなきゃいけないんじゃね?」と冗談交じりにツイート。
それ以降、誰もこのことには触れなくなった。
音楽や映画ではパクリ騒動は頻繁に起こる。通例だと、売れてない歌手とか無名のクリエイターが、成功者をパクリだと訴えるケースが多いけど、こうして売れっ子同士がパクリ騒動で揉めるのは稀である(レディガガとマドンナの例もあるが)。というか、マルーン5さえ余計なこと言わなければ何でもない話であったのだが。マルーン5って昨年のハーフタイムショーが酷評されてから、どうも良いイメージが持たれてないだけに、こういう重箱の隅を突くような言動は控えた方がいい気もするけどな。
(文・ROCKinNET.com編集部)
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