今年のサマソニでのパフォーマンスも大好評だった世界的DJであるZEDDが、インスタやツイッターなどのSNS上で「ぼくは『サウスパーク』のツイートをいいねしたことが原因で、中国に永久に入国禁止になりました」と投稿したことが話題になっているようだ。言わずもがなだろうが「サウスパーク」はアメリカでテレビ放映されている長寿アニメ番組。その内容が、社会風刺や暴力的など過激であることが特徴として挙げられる。
今回問題となっている内容は、中国でマリファナ・ビジネスを拡大させようとする登場人物が刑務所に入れられてしまい、強制労働させられ、中国共産党の教育を受けさせられるというシーンが描かれたものとなっているようだ。
また同じ話の中で、くまのプーさんとピグレットが登場するのだが、ピグレットが「習近平国家主席に似ているから、くまのプーさんは中国では禁止なんだ!」と発言するシーンもあるというから完全に喧嘩を売っている(笑)
習近平国家主席がくまのプーさんに似てると英国出身のコメディアンが発言したことで中国国内でそのコメディアンが存在されていないことになるなどの騒動があったばかり。しかも、中国の検閲当局はインターネットからクマのプーさんを締め出した。
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今回も同じく、この「サウスパーク」のエピソードは中国をブチギレさせてしまったようで、検閲によりインターネット上で「サウスパーク」の視聴ができなくなったという。これを受け「サウスパーク」制作チームは「中国共産党万歳!この秋のトウモロコシが豊作になりますように!これでいい?」と、謝罪する気が全くない皮肉コメントを投稿。
中国国内のZEDDファンは「ありえない!」「もう中国でZEDDが見れないなんて信じられない」「その程度の皮肉も言えないの?」「中国に誰も来れなくなる」と、不満たらたらなようだが、実は中国に出禁食らってるアーティストは他にも大勢いる。
ジャスティン・ビーバーは過去の素行の悪さが原因で出禁。レディー・ガガはチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマとの対談を行ったため、セレーナ・ゴメスや、マルーン5、ボン・ジョヴィも同様にダライ・ラマとのツーショットを公開したために出禁。ケイティ・ペリーはアンチ中国の象徴である「ひまわり」のドレスを着用し、台湾の国旗を高々と振るなど徹底抗議の姿勢を見せて出禁となっている。
(文・ROCKinNET.com編集部)
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